【エロ漫画70点】シカクとバツ

とある２組のカップルで構成される４人グループの中の男女が浮気セックスをしてしまうエロ漫画「シカクとバツ」のレビューです。

 

よくある四角関係のお話です。

そこに浮気・寝取られ要素を足した物語。

 

多くは語らず人物同士の会話の間（ま）によって、微妙な人間関係を描いているのが特徴。

 

ですが、その多くを語らない部分が足を引っ張ってる印象。

人物同士の関係が良くわからずどんなキャラなのかが印象に残らないです。

 

場面ごとの繋ぎも説明不足でなぜそのような状況になったのか、一読しただけだと把握するのが難しい。

管理人は２～３回読み直してようやく全体像が掴めました。

 

作品自体は丁寧に作られているのですが、魅せる演出が圧倒的に不足しているなというのが正直な感想。

 

レビュー作品情報

サンプル画像

 

レビュー・評価

 

今作は、とある２組のカップルで構成される４人グループの中の男女が浮気セックスをしてしまうお話。

 

作品の特徴

登場人物

４人登場して関係性が分かりづらい作品なので下記のように記号的な名前で紹介します。

本編ではちゃんと名前が出てきます。

 

 

A女×A男でカップル、B女×B男でカップル、二組のカップルのお話。

 

あらすじ

大学のサークルの新歓コンパで初めて会ったときから、B男はA女に好意を抱いていた。

が、その後それぞれ別の相手と付き合うことになり４人は遊び仲間になっていた。

 

そんなとき、A男とB女が酒の勢いで浮気セックスをしてしまったことが発覚。

B女は罪悪感から隠し通すことができず、A女に謝罪。彼氏の立場であるA男もA女に土下座して謝る。

 

これっきりだからね、とA女はふたりを許したはずだったが実はわだかまりは残ったままで…。

 

四角関係のお話

タイトルの「シカク」は四角関係のことを指しており、「バツ」は浮気・NTRの背徳関係を指しています。（と思います）

仲良しグループのはずだった４人だけど、そのうちの２人が浮気セックスをしてしまったことで関係が徐々に崩壊。

 

モヤモヤしたものを抱えたままのA女に、以前から好意を抱いていたB男が迫って関係を持ってしまう、というお話。

 

言うなれば、先に浮気したそれぞれのパートナーへの当てつけみたいな感じ。

B男はずっと前からA女のことが好きだったのでこの機会を利用した、という側面もあります。

 

その他の特徴

性器修正はモザイクです。

 

主なHプレイ：

キス、各種体位、潮吹き

セックスはゴム着き。中出しシーンはありません。

 

良かった点

人物同士の間・空気感が良い

２組のカップルで構成される４人グループのお話ですが、カップル同士の会話や友達としての会話、その間（ま）や空気感が面白いと思います。

過度にベタベタするのではなく一線を置いている感じ。

 

特に今作のヒロインと竿役の間、やり取りは友達同士で傷を舐め合うような関係になりますが過度にはベタベタしない感じが良く出せていると思います。

 

残念だった点

人物同士の関係性が良くわからない　その１

まず誰と誰がカップルなのかが分かりづらい。

 

女性キャラは全く別の顔にデザインされているのでひと目で違う人間とわかるのですが、男性キャラはスッとした優男な外見なのも相まって分かりづらい。

もっと男性キャラの外見を差別化してほしかった。

 

そして４人グループのうちの、誰と誰が付き合ってるのかをもっと強調してほしい。

 

人物同士の関係性が良くわからない　その２

そして、見せ方の演出が不足しているのでシーンごとの繋がりが分かりづらい。

ある場面からある場面に切り替わるときに、なぜその場面になったのか作中の人物が説明しないので戸惑います。

 

おまけに誰と誰がカップルなのかが分かりづらいのでストーリーが頭に入って来ないです。

２～３回読み直してようやく全体像が掴めてきたくらい。

 

圧倒的に各場面ごとの説明が不足していると思います。

 

人物同士の関係性が良くわからない　その３

そもそもヒロイン、竿役ともにどんな人物なのか良くわかりません。

お互い大学生、B男はA男に恋心を抱いているということはわかりますけど、A女はどんなキャラなのかほぼ説明がないです。

 

どんなキャラなのか分からないのでその人物同士がＨする関係になってもあんまり感動がないです。

 

ストーリーが普通

ま、よくある四角関係のお話だと思います。

この作品ならではの「おっ？」って感動がなかったなぁってのが正直な感想。

 

人物同士の関係性やキャラ性が分からないのもあって、なおさら感動がなかったです。

 

Ｈシーンがソフト

Ｈシーンがソフトなこと自体は良いです。

が、お話がそんなに面白くないのと人物の人となりがわからないのもあってただヤッてるだけになってます。

 

シナリオが滅茶苦茶面白いのならＨシーンがソフトでも気になりません。

残念ながら今作はシナリオがそこまで面白くないのでＨシーンもなんかソフトで抜けないなぁってのが感想。

 

Ｈシーン自体も１つで終わりですし。

 

結末が唐突

結局ヒロインと竿役はどうしたいのか良くわからない結末です。

ここから盛り上がるのかなってところで終わり。

 

もうちょっとその先も描いてほしい。中途半端なところで終わった印象があります。

 

総評

作品全体の演出が不足していると思います。

人物同士の関係や場面ごとの繋ぎ。キャラを魅力的に魅せる演出などなど。

 

普通の四角関係のお話の演出が抜け落ちたみたいになってしまっているというのが正直な感想。

 

丁寧に作られていることは伝わってくるので酷い作品ではないです。

見せ方が甘い惜しい作品、ギリギリ70点台かなぁって。

 

抜きに使うのは厳しいと思います。

四角関係のドラマにちょっとしたＨシーンが付属する漫画、と思ってください。