寝ている妹とセックスしてしまった兄だが、実は妹は目覚めていて兄の思いを全て受け止める兄妹純愛のエロ漫画「おやすみせっくす総集編」のレビューです。
ドスケベな妹が~とか、そういうのではありません。
兄×妹の純愛。
血の繋がった兄妹だからこそ通じ合える、ある意味究極な恋愛模様が描かれる兄妹相姦のお話。
どエロな展開とか求めないでください。
妹のことを本当に愛している兄と、それに応えようとする妹のHシーンなのでどエロなHではありません。
Hな妹ではなく、物静かなお淑やかな女の子である妹との恋愛を楽しみたい方におすすめ。
- 実の妹がヒロイン
- どエロなお話ではなく兄妹での純愛物語
- 総合得点82点でおすすめ
目次
レビュー作品情報
サンプル画像
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レビュー・評価
ビジュアル |
14
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シナリオ |
17
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キャラ |
17
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ボリューム |
18
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演出 |
16
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総合得点 | 82/100点(評価基準について) |
今作は、寝ている妹とセックスしてしまった兄だが、実は妹は目覚めていて兄の思いを全て受け止める兄妹純愛のお話。
おやすみせっくすシリーズ総集編
今作は2024年で10周年を迎えた、長期にわたり配信されている同人エロ漫画シリーズ。
「おやすみせっくす」と銘打ったシリーズで、2024年現在も新作が随時リリースされています。
このレビュー記事ではその最初の作品、とある兄妹がHする関係になるきっかけを描いたお話が収録された総集編をレビューします。
いわば原点であり最初のお話。
各話エピソードは現在は個別販売はされておらず終売となっているので、読めるのはこの総集編のみです。
なお、現在も続いているシリーズですがこの総集編に収録されたお話で一旦は区切りの良いところで終わります。
まずはシリーズを読み始める場合はこの総集編を読めばOK。
作品の特徴
登場人物
- 月岡 唯(ゆい):今作のヒロイン。章の実の妹。明るく素直、おおらかな性格。処女
- 月岡 章:竿役。唯の5つ年上の兄。真面目な性格。いつの頃からか唯を女性と見るようになっていた。おそらく男子校生? 童貞
この他に兄妹の母親とその叔母が登場しますがほんとに端役なので省略します。
なお父親は離婚しているので最初から登場しません。
登場人物の補足
ヒロインの唯は、恐らくじぇいしー1年生。
まだ”アレ”が来ていない、去年まで夏休みの朝のラジオ体操があった、というセリフがあることから推測。
兄の章は唯より5つ年上のなので男子校生でしょう。
ストーリー導入
きっかけは唯がついた些細な”ウソ”。
読んでいたケータイ小説のストーリーを参考に、学校で告白されたとウソをついて章の反応を確かめる程度のことだった。
が、章は唯のことをひとりの女性として意識していることを彼女がついたウソで自覚。
他の男に盗られるくらいなら…と、夜、妹の部屋に忍び込むと彼女の敏感な部分を触りオナニーをしてしまう…。
妹と兄の純愛ストーリー
がっつり近親相姦系の作品ですが、その中身は純愛。
コーヒーに角砂糖を100個くらいぶち込んだくらいのラブあまな内容です。
なぜコーヒーかと言うと近親相姦の背徳感を煽る演出があるから。
甘さの中にも禁断の関係であることを演出する、「兄妹なのに…」というワードが随所に出てきます。
純愛だけどほろ苦。
疑似睡姦
表紙に「睡姦」ってワードがありますが”疑似”です。ヒロイン・唯はたぬき寝入りをしていて覚醒している状態。
章は妹が”寝ている”と思い込んでいるってこと。
ネタバレになるので詳細は伏せますが寝ている妹を無理矢理犯す、みたいなシーンは出てきません。
この総集編の後半では本当に寝ている妹とHする描写は出てきますが、そのときには既にラブラブ状態になっています。
兄視点と妹視点がある
基本は兄視点ですが、ひとつのエピソードを妹視点で描いたシーンが入るのがこの作品の特徴。
それぞれモノローグ(心の声)の見せ方が違います。
- 兄視点:黒地に白抜き文字
- 妹視点:白地に黒文字
ひと目でどちらのモノローグかわかるようになっています。
その他の特徴
性器修正は黒線です。
破瓜の血の表現があります。
主なHプレイ:
指入れ、顔射、クンニ、オナニー(女、男)、キス、胸揉み、乳首舐め(男→女)、各種体位(睡眠姦)
セックスはゴム姦と中出し。
アナルセックスはありませんが、ヒロインのアナルに少し指を挿れるプレイがあります。
良かった点
設定に合ったヒロインの容姿が可愛い
じぇーしーな1年っぽい見た目。
ちゃんと設定に合った見た目にしているが良いです。
ムチムチな巨乳ではありません。
もっとわがままボディな妹がいい!って方は他の作品を読んだほうが良いでしょう。
この見た目が近親相姦にさらなる背徳感をプラスしていると思います。
お話が面白い
妹がついたちょっとしたウソから始まる関係というのが面白い。
そんなウソをつくくらいなので妹も少し兄のことを意識していることがわかります。
そして狸寝入りして兄のことを受け止める、兄は寝ていると思っている、このストーリープロットが面白いと思いました。
心理描写が優れている
兄と妹、それぞれの心理描写が随所に出てきます。
兄妹で会話するシーンももちろん出てきますが、それと同じかそれ以上くらいモノローグでどんなことを考えているのかを語っています。
簡単に兄妹同士でHしてラブラブになっていくのではありません。
兄の場合は妹にこんなことをしていいのかという葛藤。
妹の場合は私は寝ていることになってる。でももっとして欲しい、というのを表現しています。
これがあることで兄妹相姦の背徳感が良く演出できていると思います。
残念だった点
絵が古い
10年ほど前の作品なので、さすがに現在の作品と比べると稚拙な感じが否めません。
そこまで下手ではなくちょっと古くさいなという印象。
10年前に見ていたら印象が違ったでしょうけどね。
どうしても最近の作品の絵柄を比べてしまいます。
同じようなHシーンが繰り返される
睡姦がテーマになっているので当然ヒロインが寝ている(ほんとは起きている)状態でHするのですが、そのHシーンが数エピソード続きます。
終盤になると目覚めている状態でHするシーンもあります。
が、最初のHシーンから中盤まではずっと寝ているので変化がないのが気になりました。
ほんとは起きていることに気づかれちゃダメ、という妹の心理描写はありますがHシーンのプレイ自体に変化がないなぁという印象。
家の中だけのお話
ずっと家の中だけでお話が進行します。
兄か妹、どちらかもしくは両方での学校での様子とかあると変化があって良かったと思います。
例えば兄が学校で友達からおまえの妹って可愛いよなぁって茶々を入れられて焦ったりするとか。
逆に妹なら唯ちゃんのお兄ちゃんってカッコいいよねーと言われて赤くなるとか。
ずーっと家の中、そして兄妹だけのエピソードなので世界の広がりがないな、と感じました。
Hシーンを描き込みすぎている
Hの激しさを表現するためだと思うのですが、効果線、ヒロインの喘ぎ声、効果音の飾り文字等がコマいっぱいに描かれています。
飾り文字がヒロインの体に重なって描いてある場面が多く、一見してどういう体勢でどんなセックスをしているのか分かりづらく感じました。
もう少し上であげた3つを少なくしてシンプルに見やすく描いて欲しい。
総評
良かった点、残念だった点、それぞれを正直にまとめると上のようになります。
トータルで言えることは、絵柄の古臭さが気にならず妹×兄の純愛モノが読みたいならおすすめ。
兄妹がお互いを求め合う激しいHシーンを求めるとちょっと物足りないと思います。
ほとんど妹は寝ている設定になっているので。
妹・唯は可愛いです。そこは保証できると思います。
ここまで書いてきて思ったのですが少女マンガっぽい絵柄だなと思いました。ヒロインのデザインとか。
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