男女4人の高校生があることをきっかけに性に乱れていくエロ漫画「カラミざかり」シリーズのレビューです。
めっちゃ面白くておすすめのシリーズエロ漫画。
NTRがありますが、がっつりNTRというよりBSS(僕が先に好きだったのに)的なお話。
ちなみにWSS(私が先に好きだったのに)な展開もあります。
絵が上手くシンプルな線で描かれた人物や背景が大変素晴らしい。
全体のシナリオも面白く、登場人物同士のやり取りも生々しい感じが演出できていて良かった。
Hシーンも十分なページ数を取っていますが、どっちかと言うとストーリーを見せる、読ませる作風です。
現在のところシリーズ6作がリリースされていていますが、本編シリーズは3作目で完結しています。
番外編もありますがあくまで番外編なので読まなくても大丈夫。
- 4人の男子校生&女子校生が主役
- シナリオが面白くビジュアルも良い
- 総合得点90点で大変おすすめ
目次
カラミざかり 本編シリーズ
レビュー作品情報
サンプル画像
1話
2話
3話
カラミざかり 番外編シリーズ
レビュー作品情報
本編の登場人物のうちの「貴史」と「飯田」、それと「新山」の3人にスポットを当てた作品。
いずれの作品も番外編と銘打ってるので読まなくても大丈夫。本編を読んで興味があれば手を出してみてください。
- カラミざかり番外編~貴史と飯田~(35P)
- カラミざかり番外編2~竹内先輩と部室~(81P)
- カラミざかり番外編3~その後の新山~(99P)
この3つの作品がリリースされています。
サンプル画像
カラミざかり番外編~貴史と飯田~
カラミざかり番外編2~竹内先輩と部室~
カラミざかり番外編3~その後の新山~
レビュー・評価
ビジュアル |
19
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シナリオ |
18
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キャラ |
17
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ボリューム |
18
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演出 |
18
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総合得点 | 90/100点(評価基準について) |
この評価点はシリーズ6作品全てを通しての評価点です。
今作(シリーズ)面白いです。
変わった見せ方をしている男女の物語。
管理人が今まで読んだ同人漫画には無い、複数の登場人物の視点で語られるお話です。
今作は、普段はくだらない話をする程度の仲の男女4人が、ふとしたきっかけで男女の一線を越えセフレになり性に乱れていくお話。
なるべくネタバレしないように解説していきます。
作品の特徴
登場人物
まずメインの登場人物。
- 山岸 高成:黒髪短髪の男子。一応、序盤は彼の視点で物語が進行。エンディングも彼視点で結末を迎えます。「飯田里帆」に片思い中
- 吉野 貴史:坊主頭の男子。山岸の友達で野球部に所属しているが怪我をしたので休部中。常日頃セックスしたいと思ってるほど性欲が強い
- 飯田 里帆:黒髪ロングの美少女。どこかフワフワしていて控えめな性格、その場の状況に流されやすい。表紙の右の女子
- 新山 智乃:茶髪ボブのギャルっぽい子。年相応にHなことに興味津々な活発系女子。里帆は仲の良い友だち。表紙の左の女子
これ以外にも飯田と新山をセフレ扱いする大学生のイケメン(2話に登場)とか居ます。
ストーリー導入
物語は学校の教室で昼食を食べながら雑談する山岸と貴史の場面から始まります。
AVで飯田さんに似た女優が居ることを報告してくる貴史。さらにオナホ買ったんだぜ、とも報告。
その話を聞きつけた新山は、オナホ見せてよと貴史に声をかけてくる。
拒否する貴史だが、渋々見せることにして家に。一緒についてくる山岸と飯田。
その場でオナホを使ってオナニーしてみせて、と求める新山。馬鹿言ってんじゃねーよと慌てる貴史。
おまえがオカズになってくれるなら…と冗談で話を向けると、意外にも新山はOK。
オナホコキで貴史を射精させる新山。
さらに、興奮したふたりはその場でHをし始め…。
視点が変わる
今作は、彼ら4人の視点で物語が進行します。
こんな感じ。
- 1話:山岸視点
- 2話:山岸視点、飯田・新山の女子視点
- 3話:飯田・新山の女子視点から最後は山岸視点
ずっと山岸視点でないところがミソ。
山岸は飯田に片思い中なので彼からすると寝取られになる展開もありますが、別にふたりは付き合ってるわけではないので軽いNTRだと管理人は思ってます。
言うなればBSS(僕が先に好きだったのに)。
そもそもセフレとして飯田さんともHしてますしね。
そして貴史は山岸が飯田さんのことを好きだとは気づいていません。
山岸は特殊な性癖持ち
この山岸、なかなか特殊な性癖をしていて飯田さんが貴史とセックスしているのを横目に眺めながら新山さんにフェラされて興奮したりします。
さらに新山さんとのH中、そこに居ないはずの飯田のセックスシーンを幻覚に視て興奮したり。
詳細は控えますが彼の性癖についてはエンディングでも語られます。
NTR要素は薄め
そんなわけでNTR要素をこの作品に求めるとちょっと物足りないと思います。管理人の感想・意見ですけど。
「僕が先に好きだったのに(BSS)」的なほうがしっくり来ます。
あくまで「Hして童貞&処女を失い、その快感を覚えてからの男女の性が乱れたお話」と思ったほうが良いと思います。
少年少女たちの群像劇
山岸らの主要登場人物4人のちょっとした群像劇なお話だと思います。
山岸と貴史がこんなことしているときに、一方の女子組はこんなことしています的なストーリーを追いかける感じ。
1~3話の中で、全く山岸と貴史が顔を見せないシーンもあります。
女子二人組みにとって、彼ら男子二人組はクラスメイトのセックスフレンドなだけで、私達が他所で何してても別にいいでしょ、みたいなね。
(作中そんなセリフはありません。そういう立場の関係ってことです)
各話のあらすじ
「カラミざかり」本編シリーズの各話のあらすじを簡単にまとめておきます。
1話
「貴史」と「新山」がノリでHし始め、その様子をあっけに取られて見守るもう一組の男女「山岸」と「飯田」。
その後、見守っていたふたりを巻き込んでのHという、童貞&処女の4人が男女の一線を踏み越えるお話。
2話
4人はそれから毎日のようにセフレとしてHする毎日。
が、あるとき夏祭りで訪れた神社で不良グループに襲われそうになる彼ら。
その後、この事件をきっかけに連絡を取り合わなくなった4人。
そして2人の女子は、クラスメイト女子の彼氏とその彼氏の友達のイケメン大学生に連れられ肝試しに行くことに…。
3話
一緒に肝試しに行ったイケメン大学生とセフレの関係になっていた女子ふたり組。
大学生の男は、そのうちの片方の女を気に入りふたりだけで会うようになっていた。
一方、野球部に復帰した「貴史」は憧れの先輩女子マネージャーと親密になり…。
その他の特徴
作品全体の主なHプレイ:
フェラ、Wフェラ、口内射精、手コキ、手マン、潮吹き、正常位、騎乗位、バック、背面座位、対面座位、松葉くずし、3P、シックスナイン、クンニ、パイズリ、アナルセックス
一通りのHプレイは出てくると思ってください。
ただし、今作(シリーズ)は管理人が見た限り中出しシーンはありません。全部ゴム付きか、外出しです。
良かった点
物語の見せ方が新鮮
こういった物語の見せ方は、管理人は初めて?かな、同人誌としては。新鮮に読むことができました。
ただ合わない人には合わないかなぁ…。
誰かひとりの視点で追いかけていくわけではないので、とっちらかってると言えばそうなります。
誰かひとりに感情移入するのではなく4人の関係を俯瞰して眺めるお話、それを楽しめるか否かだと思います。
幸いにも管理人は楽しめたので上記の点数にしています。
万人にオススメできるかというと微妙かもしれません。合う人には合う、そうでない人はつまらん、ってなるかも。
絵が上手い。読みやすい
今シリーズ、絵が上手いのが好感もてます。
シリーズを重ねるごとにちょっとずつ作者さんの画力が上達しているのがわかりますが、1作目の時点でも結構キレイな読みやすい絵柄だと管理人は思います。
モノクロコミックですがビジュアルには19点を配分しました。
新山さんがいいキャラしている
ちなみに管理人が好きな登場人物は新山さん。
ある意味、一番自分に正直に生きてる感じがします。番外編も含めて。
逆に飯田さんは、その場の空気に流されすぎかなと感じました。
何考えてるのか良くわからんとこあります。
残念だった点
うーん、特に思いつきませんね。
特段、ここがダメっていう目につく残念な箇所は気づきませんでした。
総評
高校生の男女4人の性が乱れた群像劇が楽しみたいならオススメです。
サンプル画像見て絵が気に入ったらならぜひどうぞ。
ページ数も滅茶苦茶ありますので一瞬で読み終わってしまうことはありません。結構読ませる作品です。
ただ、どエロなHシーンは求めないでください。