【68点】みだれて天使

女子柔道部の男勝りの幼馴染と実は両想いだったエピソードも含めて、収録されているのがほぼ全てイチャラブ系のエロ漫画「みだれて天使」のレビューです。

 

全部で８コのエピソードが収録されている作品。

イチャラブ系をベースに、ちょっとだけ痴女のエピソードもあったりします。

 

シナリオもＨシーンもつまらないのでおすすめしない作品です。

特にひねりが無いシナリオ、同じような構図が続くＨシーン、描き分けできていない似ているヒロインなど。

 

全体的に感動するようなエピソードが無くヒロインにも魅力を感じませんでした。

一応エロ漫画としてのテイは成しては居ます。

 

おすすめです！とは言えない作品集なのでスルーしたほうが良いでしょう。

 

レビュー作品情報

サンプル画像

 

レビュー・評価

作品の特徴

８コの作品が収録された単行本のエロ漫画。

 

全てのお話がイチャラブ、若干痴女系のシチュエーション。

ダーク系はありません。

 

幼馴染の女子校生や、失恋相手の先輩、海の家で働く後輩黒ギャル、などのヒロインが登場します。

 

各エピソードのヒロイン属性やあらすじは以下で解説しているので参考にしてください。

 

収録作品とあらすじ

収録されているのは以下の８作品。

 

 

乙女の心意気

 

長馴染同士がイチャラブＨを経て両想いになる話。

 

女子柔道部の凛は「アニキ」と呼ばれる、後輩女子たちに黄色い声援を受けている

男勝りな女子。

 

部活が終わり友達の芽衣と一緒に下校していると、幼馴染で学年トップの成績の佐伯を見つけヒョロめがねとからかう。

佐伯は慣れたもので凛のことをメスゴリラと返す。

 

仲がいいと芽衣にイジられるが、佐伯とはただの幼馴染だと言う。

 

佐伯と別方向へ歩く凛と芽衣。

そこに他の女子グループの噂話が聞こえてくる。

 

学年一の美女な朝比奈さんが佐伯に告白したという話を聞いた凛は顔面蒼白になってしまい…。

 

 

乙女の真情

 

このお話は上↑の「乙女の心意気」に出てきた、凛の友達の芽衣がヒロインの話。

 

友達の凛の部活の終わり際に道場に迎えに来る芽衣。

その芽衣のことが気になる男・犬飼は、同じ部活の凛に芽衣のことを訊く。

 

柔道部一の猛者である犬飼が芽衣のことを好きかもしれない…そう思った凛は、芽衣にどんな男がタイプなのか確かめてみる。

 

すると芽衣は耽美系な映画に出てくる、長髪イケメンみたいな男が好きだと言う。

 

その後、日曜日。

土手を散歩していた芽衣は誤って土手から滑り落ちてしまう。

その彼女に助けたのは部活終わりの犬飼君で…。

 

 

みだれて天使

 

一度告白を玉砕した先輩にナースプレイをしてもらう話。

 

佐久間が入院している病院の看護師・南城さんは学生時代の憧れの先輩。

しかも当時告白したけど興味ないと即答されて玉砕した相手だった。

 

あれから7年が過ぎていて、まさか入院先で再会するとは思わなかった。

ますます綺麗になった南城さん

 

その彼氏が羨ましい。彼女ならリアルナースプレイができそうですね、と思わず口走ってしまう。

真顔でスルーする彼女に怒らせてしまったと後悔する佐久間。

 

が、その晩、寝ている佐久間は南城さんに起こされて…。

 

 

藤色むすめ

 

女流歌舞伎役者の息抜き相手になる話。

 

呉服問屋の若手リーマン氏が、お得意様の女流歌舞伎役者の清華の家へ営業に。

清華は次期家元としての実力があり、さらにその美貌が人気の女性。

 

その彼女に新しい着物を見せていると、リーマン氏は誤ってお茶をこぼし着物を濡らしてしまう。

が、清華はその場でその着物を買取ると言う。

 

後、リーマン氏は清華にあることを提案される。

それは性的奉仕をして欲しいということ。

 

次期家元としてのプレッシャーがあり息抜きの場が欲しいのだと言う…。

 

 

初恋は小麦色

 

黒ギャルが邪魔者をあしらいならが憧れの先輩と海でＨする話。

 

黒ギャルの美波は海の家のスタッフとして頑張っている。

が、すぐ隣になぜか町中華のお店が出張ってきていて客を取られてしまっていた。

 

チャイナ風な水着を着た女の子が店員をしているので文句を言いに行くと、そこにひとりの男性が現れる。

それは美波の学生時代の先輩、覚先輩だった。

 

お互い再会を喜び美波の海の家で食事。

当時、覚先輩に憧れていた美波はドキドキしてきてしまう。

 

そして今晩花火大会があるからと覚先輩を誘うと…。

 

 

夏穂さんとボク

 

憧れの従姉のお姉さんに童貞を捧げる話。

 

ペンションを経営している従姉の夏穂さんの家。

叔父さんがヘルニアで入院したので、従弟であるナオが手伝いに行く。

 

実は２年前、夏穂さんがお風呂に入っているところを事故で覗いてしまったとき以来の再会。

当時から胸が大きく美人な夏穂さんのことが気になっていた。

 

そしてバイトが終わる日、隣のペンションの男性がお裾分けをしに来る。

笑顔なその青年が親しく夏穂と話す姿を見て嫉妬に燃えてしまうナオ。

 

その晩、夏穂と一緒に夕食を食べるナオは…。

 

 

ギャル巫女

 

このお話は上↑の「夏穂さんとボク」と共通の舞台の話。

夏穂が切り盛りするペンションの従業員の黒ギャルがヒロインの話。

 

巫女コスプレの黒ギャルとＨする話。

 

とある神社の宮司の息子・彰人が正月の三が日に帰省し神社に行ってみると、なぜか黒ギャルの巫女さんが居た。

父親によると人手不足なので知り合いのペンションから助っ人に来てもらったという。

 

参拝客に大人気な黒ギャルは梨咲といった。歳も近いのですぐに打ち解けるふたり。

 

すると彼女は巫女の助っ人バイトは今日までなのでペンションに遊びに来てという。

彼女の招待でペンションに遊びに行くと…。

 

 

博士の微妙な愛情

 

このお話は高校時代に卓球部のコーチをしてくれていた、友達の姉と海で再会する話。

竿役の名前が博士（ひろし）なのがエピソード名に繋がっています。

 

 

良かった点

ココが良いという良かった点は特に無かったです。

シナリオ的にもＨシーン的にもうーん…って内容。

 

残念だった点

シナリオがつまらない

端的に言ってシナリオがつまらないです。ひねりがない。

とりあえず出会った男女がＨするってだけで、盛り上がりが特になく感動がない。

 

ヒロインが似ている

相変わらずヒロインの顔が似ている作家さんだと思いました。

美少女系とギャル系の２パターンくらいしか顔のタイプがないです。

 

特に黒ギャルの２人が双子かと思うほど似ています。

エピソードが違う全くの別人なのに。

 

美少女系も目元がみんな同じで描き分けが出来ていないです。

 

Ｈシーンがつまらない

一度Ｈシーンが始まるとヒロイン、竿役がお互いほぼ喋らずピストンしているだけ。

そのまま発射して終わりという、面白くない絡みシーン。さすがに無言過ぎると思います。

 

また体位や構図もひとつのエピソードの中でさえ同じようなのが続いて見た目につまらない。

もっと工夫して欲しい。

 

総評

イチャラブ系のお話が収録された単行本。

 

つまらないし抜けないのでおすすめしない作品です。

おっ!?って思うようなエピソード、Ｈシーンが無いんですよね。

 

シナリオもどこかで見たような平凡さ、Ｈシーンもただヤッてるだけ。

キャラデザインも同じような顔付きばかりでつまらない。

 

よっぽどのことが無い限りスルーしたほうが良いでしょう。