【76点】偏愛微熱

旅先で出会ったお姉さんと同じ宿に泊まり一晩を共にするエピソードを含めて、収録されているのがイチャラブや痴女ものなど色々なエロ漫画「偏愛微熱」のレビューです。

 

イチャラブ、痴女、快楽堕ち、ほんのりダークな調教ものなど、色々なシチュエーションが収録されています。

全部がイチャラブではないのでご注意を。

 

Ｈシーンに力が入った作風で全部中出しＨ。

潮吹きを大量にしたり、ヒロインが連続絶頂でイキまくる濃厚なＨシーンが描かれます。

 

一方、シナリオはちょっと不自然なところがあったりします。

あとヒロインの顔が似ているのが気になりました。

 

巻頭作品の「一期一会を君と」が丸ごと試し読みできるので、気になるようでしたら読んでみてください。

 

レビュー・評価

作品の特徴

９コの作品が収録された単行本のエロ漫画。

 

イチャラブや痴女、妄想シチュや、ちょっとダークな調教ものなど、色々なエピソードが収録されています。

 

ほぼ全部単話読み切りで「同窓の恋人」のみ、アフターストーリーとなるショート漫画があります。

どっちかと言うとストーリーよりもＨシーン重視の作風でＨシーンのページ数が多いです。

 

「一期一会を君と」は丸ごと試し読みできます。

 

各エピソードのヒロイン属性やあらすじは以下で解説しているので参考にしてください。

 

収録作品とあらすじ

収録されているのは以下の９作品。

 

 

一期一会を君と

 

旅先で初対面の女性と一夜を共にする話。

 

旅行好きな西山は、地元の旅行代理店に就職して十年。

今回は休日を利用して話題の温泉宿に一人で視察旅行に来た。

 

宿の手配は派遣の女の子にお願いしたところ、キャンセルがあったのかあっさり取れた。

その道中、浅野さんという女性と偶然会う。

彼女も西山が泊まる宿に向かうらしい。

 

宿に到着すると西山の部屋の予約が取れていないことが判明。

すると浅野さんは一緒の部屋に泊まりませんかと誘ってくる。

 

遠慮する西山だが、浅野さんは体を寄せてきて上目遣いに微笑み…。

 

 

あなたにまた逢えたなら

 

好きだった女性と再会する話。

 

行きつけの蕎麦屋の看板娘・華さん

彼女のことが好きな藤堂は良くその店に通っていた。

 

そして時たま顔を見せる華さんの弟と思われる美少年・藍とも顔見知りになる。

しかし、その蕎麦屋は華さんの父親が入院したことで突然閉店。しかも華さんが結婚したというウワサも聞いた。

 

３年後。

例の蕎麦屋が営業を再開したと聞いた藤堂は確かめるために店を訪れる。

そこには華さんが居て今はひとりで切り盛りしているらしい。

 

準備中の札をかけて座敷で彼女と話すことに…。

 

 

純情トライアングル

 

アイドルではなく現実の女の子が好きになる話。

 

純はアイドルのまどかちゃんが大好きだ。

壁にはまどかのポスターを貼りまくって、いつも彼女に囲まれている。

 

それに呆れているのが幼馴染の真穂。

たまにはリアルな女の子、例えば私とかどう？と聞いても冗談キツイってと取り合わない純。

 

そんなある日、まどかが突然の引退を発表。

ショックで学校を休んだ純のことを心配して彼の部屋を訪れる真穂は、純がまどかの写真集でオナニーしている姿を目の当たりにする。

 

驚く純に手伝ってあげようか？と彼に歩み寄る真穂は…。

 

 

彼女がアイドルをやめたワケ

 

シャッター音で感じるようになるアイドルの話。

 

柴崎まどかはトップアイドルで、歌やダンス、グラビアなどなんでもこなす。

その彼女はマネージャーと肉体関係にあった。

 

彼はグラビアの練習と称してセックスしながら写真を撮る。

嫌なのに感じてしまうまどか。

 

ある日、グラビアの仕事が入りビキニ姿で撮影に臨む。

カメラマンの指示に従い扇情的なポーズをとるまどかは、シャッター音を聞いているうちに気分高まり、ついには絶頂してしまう。

 

意識を失った彼女は控室で目を覚ます。

心配したマネージャーは体調を気遣うが、彼女はいきなりキスをしてきて…。

 

 

生徒会長妄想Trip!

 

このお話はエピソードのタイトル通り、ヒロインの妄想でＨする話。

妄想オチ、夢オチみたいな内容です。

 

ヒロインは生徒会長・二階堂サラ。

有名企業の社長の娘で、容姿端麗で成績優秀、非の打ち所がないほどのお嬢様。

 

だが、とんでもない痴女で、全校生徒の前でおまんこくぱぁしている姿を妄想して股間を濡らしていたり。

誰もいない生徒会室でオナニーして大量潮吹きしまくったりも。

 

そのオナニーの後始末をしていると、後輩の男子が生徒会室に来て…

 

 

午前2時のアバンチュール

 

八方美人で不感症なOLが優しくされる話。

 

残業をしているOL・茅原は仕事を押し付けられてイライラしていた。

４人グループのプレゼン資料を作成しているのに他の３人はみな帰ってしまった。

 

そこへ顔を出す同僚の小谷は、事情を聞くと茅原は誰にでも優しいからなと言ってくる。

そして寝不足で顔色も悪くなっていた茅原のことを心配する

 

ふと意識が遠のく茅原。

夢の中で元彼との身勝手なセックスで感じていない自分の姿を思い出す。

 

目が覚めるとそこは小谷の家だった。

会社で気を失った彼女を介抱してくれベッドへ寝かせてくれていたのだ。

 

そしてプレゼン資料を代わりにまとめてくれた小谷の優しさに思わず涙を流してしまい…。

 

 

同窓の恋人

 

このお話は２話連作。

ただし２話目はアフターストーリーのＨシーンありのショート漫画です。

 

製薬会社の営業として十年働いている向井は、営業先の小児科病院へ向かう。

そこで、付き添いに来ていた元カノの望月さんを目撃する。

 

就職と同時に忙しさを理由に別れてしまった学生時代の元恋人。

 

その病院では声をかけなかったが、すぐに同窓会があり望月さんと再会する。

当時より綺麗になりボディラインも女らしさが強調されていた。

 

同窓会のあと望月さんに話しかけられる。

小児科で見かけたことなどを話し打ち解けた雰囲気に。

 

そこで向井は思い切って望月さんを家飲みに誘うと…。

 

 

お嬢様とイケナイご褒美

 

教え子のお嬢様を性的に開発してあげる話。

このお話はイチャラブではなくちょっとダーク系なテイストです。

 

家庭教師の渡辺は箱入り娘の柊琴子に勉強を教えている。

地頭が良い彼女は、教えることを全て吸収し渡辺が出すテストに全問正解する。

 

しかし、琴子は部屋にTVも無くゲームもしたことがない、そしてスマホも持っていない娯楽を取り上げられている生粋の箱入り娘。

 

彼女がストレスの捌け口を求めているように見えた渡辺は、性的な「ご褒美」を与えていた。

キスや乳首を責め、手マンでイかせてあげている。

 

だがまだセックスまでは出来ないでいたが…。

 

 

癒やしの失恋リフレ

 

失恋したあと訪れたマッサージ店でイチャラブＨをしてしまう話。

 

結婚を考えて６年間付き合った彼氏が浮気していたので別れた鈴木。

気分転換で口コミで評判のマッサージ店に訪れた。

 

オイルマッサージらしいのだが、施術着はマイクロビキニみたいなもの。

ほとんど裸同然で戸惑ってしまう。

 

しかも担当者は三崎と名乗る若い男性で、男の人が出てくるとは思っていなかったのでさらに困惑。

ただマッサージが始まるとそこまで嫌悪感は無く、むしろ気持ち良くて徐々に感じてきてしまう。

 

悟られまいと彼氏と別れたことを話す鈴木だけど…。

 

 

 

良かった点

Ｈシーンが激しく濃厚

エロ漫画の中ではＨシーンの描写に力を入れていて、濃厚な感じになっていると思います。

中出しシーンも激しく、潮吹きする際も大量潮吹きをしているのを描いています。

 

ヒロインの惚けた表情や巨乳の描き方、体のラインも魅力的だと思います。

 

女性器の描き方も細かいほうだと思います。

おまんこくぱぁしている画もあり、ビラビラが良く見えます。

 

残念だった点

ヒロインの顔が似ている

全体的にヒロインの顔が似ているのが気になりました。

「彼女がアイドルをやめたワケ」以外のエピソードは、基本みんな黒髪ロングで顔付きも似ています。

 

各エピソードで１コマだけ切り取ったら見分けが付かないくらい似ているなぁと感じます。

もう少し髪型や髪色、顔つき（特に目元）の描き分けをして欲しい。

 

シナリオが不自然なエピソードがある

一番気になったのは「あなたにまた逢えたなら」。

ネタバレになるので詳しくは書けないのですが…え、好きになっちゃうの？って思いました。

 

ヒロイン側、竿役側、どっちもお互い好きになるのは不自然だなと感じます。

 

人物のパースがおかしいコマがある

全部ではありません。たまに見かける程度。

そのパースだとそんな見え方にならないのでは？と思えるような、人物の姿勢や体の大きさになってしまっています。

 

そのあたりを気をつけて描いてもらうともっと良くなるのではないかと。

 

総評

イチャラブなお話を基本に、痴女系など色々なお話が収録されています。

 

全部がイチャイチャものではないのでイチャラブものが好きな方はご注意を。

全体的にＨシーンの描写に力が入っているのがわかります。

 

一方、シナリオはちょっと強引なところ、不自然なところがありました。

あと一番気になったのがヒロインの顔がみんな似ているところ。

 

そこまでおすすめってわけではありませんが、そこそこ読めるクオリティだなって印象の単行本。

 

「一期一会を君と」が丸ごと試し読みできるので、まずはそれを読んでから検討してみてはどうでしょう。

 

 

レビュー作品情報

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