【84点】春の疼き

リーマン氏の男がフリーターのときに働いていたコンビニのバイトの黒ギャル女子校生とイチャラブＨをするエピソードを含めて、収録されているのがイチャラブオンリーなエロ漫画「春の疼き」のレビューです。

 

綺麗で上手い絵のイチャラブＨな作品を読みたい方におすすめの抜けるエロ漫画。

 

この作者さんと言えばすっきりとした線で描かれる上手い絵が特徴。

全編にわたって大変読みやすく見やすい絵、そこから描き出される可愛い・綺麗なヒロインが良かった。

 

全部で８コのエピソードが収録されており全部イチャラブ系です。

うち１つは単話２つ分のボリュームがある長編作品で、黒ギャルなキャバ嬢とボーイの純愛物語。とても良いお話。

 

絵が好きでイチャラブものが読みたいならおすすめの作品です。

 

レビュー作品情報

サンプル画像

 

レビュー・評価

作品の特徴

８コの作品が収録された単行本のエロ漫画。

 

ほぼ全部がイチャラブものシチュエーション。

彼女（元カノ）とイチャイチャするわけではないけれどＨするエピソードもあります。

 

ダーク系はありません。

 

この中で「清く淫らな僕らの事情」は単話２つ分の長編です。

具体的には38ページ分のボリューム。

（雑誌掲載時にはニ号にわたって連載されたお話）

 

各エピソードのヒロイン属性やあらすじは以下で解説しているので参考にしてください。

 

収録作品とあらすじ

収録されているのは以下の８作品。

 

 

ひとりぼっち×2

 

元同僚の黒ギャル女子校生の家にお邪魔してしまう話。

 

元フリーターで今はブラック企業に勤める梶は、帰宅途中で家から最寄りのコンビニに寄る。

そこはフリーターのときに働いていた職場。

 

元同僚で当時から好きだった黒ギャルな女子校生・三石がレジを担当してくれる。

おでんのはんぺんを注文するがもう季節柄終わってしまっていたので、あきらめて専門店に行くことにする。

 

実は以前三石を誘ったことがあり、彼女もバイトあがりに一緒についてくることに。

 

が、その店は定休日だった。

ショックを受ける梶だが、三石は祖父と二人暮らしだという家に誘ってくれる。

 

途中おでんの具を買い出しして一緒におでんを食べる。

そして彼女は祖父が突然亡くなったので慰めてくれますよねと言ってきて…。

 

 

@ほ～むビデオ

 

浮気防止のためにハメ撮りチャレンジをする夫婦の話。

 

正樹と妻・ひまり、そしてひまりの姉の３人でのお茶会の席にて。

 

ひまりの姉は旦那が浮気していると激怒していた。

まだ証拠はないが十中八九していると断定。

 

そしてひまりに対して、長い間一緒にいると妻を女として見なくなるのよ。正樹さんだって例外ではないわと力説して帰っていく。

 

ほわほわ系な性格なひまりは姉に影響されて夫婦生活に悲観的になってしまった。

そこで彼女が思いついたのはハメ撮り。

 

通販で買ったというセクシーランジェリーを着たひまりを、こちらも新しく買ったカメラで撮る正樹。

そしてさっそく彼女はフェラをし始めて…。

 

 

ゆるぐだモラトリアム

 

一旦ご機嫌斜めになった彼女に再びスイッチが入る話。

 

真っ昼間のとあるアパートの一室ににて。

彼女のたまきと激しいセックスをしている男。

 

そこへ宅配便の荷物が届き呼び鈴が鳴る。

無視して腰を振ろうとする男を一発殴ってパーカーとショーツだけ着て受取に出るたまき。

 

その後、女に応対させんなよとご機嫌斜めなたまきはスマホでソシャゲを遊びだす。

まだイッてない男はうつ伏せになった彼女のお尻に顔を埋め、おっぱいも後ろから揉みしだく。

 

乳首も責められ股間もショーツ越しに舐められたたまきは徐々に感じてきてしまい…。

 

 

ゆるゆる！？コンドーム

 

このお話は、上↑の「ゆるぐだモラトリアム」の続きのお話のショート漫画です。

Ｈシーンはありません。

 

コンドームを通販で買おうとしているたまきは、どれがいいのかを男に訊く。

男が選んだのは巨根用のゴム。

 

見栄を張るのよせば？とたまきは言うが…。

 

 

元カノ失格

 

酔った元カノとヤッたあと翌日にもう一回する話。

 

昼近くの時間に目が覚める潤は、自分が全裸でベッドの隣に元カレが寝ていることに気がつく。

まじか…とため息。

 

目覚めた男が言うには、潤のほうが男の部屋に上がり込んできてそのままヤッてしまったらしい。

もう別れてから９年経つが、取引先との飲み会の席でばったりと再会して飲みまくってしまったらしい。

 

とにかく昨日はナニも無かったと念を押す潤、でもヤッたことはヤッたしと譲らない元彼。

 

そこで昨日と同じＨをして、潤がイかなかったらヤッてないことにしてやると言う。

潤は昨晩９年ぶりの元カレのチンポでヨガりまくり、膣イキ最高って言っていたらしいが…。

 

元カノと、それから

 

このお話は上↑の「元カノ失格」の続編のお話。

 

「元カノ失格」から一週間経った金曜日の夜。

一緒に居酒屋で食事をした潤と男。

 

お開きにする？と聞く男に、わざわざ金曜日の夜に誘っておいてそれ訊く？と返す潤。

そこからラブホに行く２人は…。

 

 

清く淫らな僕らの事情

 

このお話は単話２つ分の長編作品です。

キャバクラのキャストの黒ギャルお姉さんとボーイのイチャラブ話。

 

あるときボーイの相間は店の外で男女が揉めているのを止めに入る。

女性はお店のキャストの響香さん。

 

響香は勢い余って相間を殴ってしまい、その隙に男は逃げてしまう。

謝る響香に連れられて病院に行きそのまま彼女の家に。

 

響香さんには一人息子が居てさっき外で揉めていたのは元旦那だと聞かされる。

どうやら響香さんに金をせびりに来ていたようだった。

 

そして、彼女はお金に困っていることも察する相間。

 

後日、元旦那から体を売って金を稼げと言われていたことを打ち明けてくれる響香さん。

お店を辞めてほしくないと伝える相間。

 

少し間があり、相間は”手”で１万でどうです？と提案すると彼女は了承して…。

 

 

舫い糸

 

親戚の女の子の思いを受け止めてＨする話。

 

東京に進学した浩一はある時田舎の実家に帰省した。

親戚の集まりに顔を出すと、そこには年下の親戚の子・紬が居た。

 

彼女は東京に進学したいと思っていたが両親、特に父親は反対していた。

大して勉強が出来るわけでもないし、田舎の近場の学校で十分だと言っていた。

 

そして彼女の相談に乗ってやれないかと紬の家族にお願いされる。

 

翌日、紬は岸壁でトランペットの練習をしていた。

そこへ散歩に来る浩一。

 

彼女は両親たちに私を説得するよう頼まれたでしょ、と言ってくる。

浩一のことを”こーちゃん”と呼び懐いている紬は、ある場所へと彼を連れていき…。

 

 

良かった点

ヒロインが可愛いor綺麗でキャラが良い

どのお話のヒロインも魅力的で良かった。

当然可愛くor綺麗系なお姉さんなヒロインたち。

 

管理人がこの単行本の中で特に良かったと感じたのは２人の黒ギャル。

「ひとりぼっち×2」の黒ギャル女子校生、「清く淫らな僕らの事情」のキャバ嬢でありシングルマザーの黒ギャルお姉さん。

 

ギャル描くの上手い作者さんだなぁと思いました。

「ひとりぼっち×2」のヒロインは可愛いですね。

 

他にも表紙になっている「舫い糸」のヒロインも良かった。

 

絵が上手い

絵がとても上手いと思います。

以前、作者さんの１コ前の単行本をレビューしましたが、そのときより絵の上手さが進化していると思います。

 

人物がハッキリとした太い線で描かれていてとても見やすいのが良かった。

管理人の好きな絵柄です。

 

お話が面白い

全部のお話が特段に面白いってわけではありませんけど、刺さったのは３つ。

「ひとりぼっち×2」「@ほ～むビデオ」「清く淫らな僕らの事情」。

 

この中でも「清く淫らな僕らの事情」は２話分のボリュームで、じっくりと人物同士の関係や境遇を描いているのが良かった。

少しずつ親密な関係になっていく過程が良く演出できていると思います。

 

残念だった点

中出ししているのか分かりづらい

全体的にゴム付きと中出しのＨシーンが半々くらいの割合だと思います。

で、中出しの描写がほぼ引きの絵だけで描かれており、いわゆる逆流する様子とかが無いのが残念。

 

もうちょっとエロの部分を演出してほしかった。

中出ししているのか、ゴム付きなのか、良く分からなくヒロインがイッてる絵だけのお話もありました。

 

Ｈシーンで擬音が多い

Ｈシーンになると一際擬音の描写が多くなるように見えます。

もう少し減らして欲しい。

 

一コマの中に人物と擬音が割とぎっしり詰まっているので、視線が分散してヒロインの体に注目出来ないです。

 

ヒロインの名前とか立場・関係が良く分からない

「ゆるぐだモラトリアム」と「元カノ失格」では、ヒロインの名前が後になって出てきます。

相手の男の名前も後で出てきたかな。

 

もうちょっと前に見せてほしかった。

 

あと「舫い糸」ではヒロインと主人公がどういった関係なのか良くわかりませんでした。

簡単で良いので立場や身分、関係性などを早い段階で説明して欲しい。関係性が分からないで読み進めるのはモヤモヤします。

 

総評

ほぼ全てイチャラブＨのエピソードが収録された単行本。

 

見どころは見やすくて上手い絵だと感じました。

線がスッキリしていてとても読みやすく、その線で描かれるヒロインが大変可愛い。

 

上の良かった点でも書いていますが、管理人的には黒ギャルヒロインの２人が良かったです。

ストーリーも面白いほうだと思います。中でも「清く淫らな僕らの事情」が読み応えあってエンディングもスッキリ。

 

ちょっとＨシーンの中出し描写が弱いのと、ヒロインと竿役の関係が分かりづらいところが気になりました。

 

全体的に見れば良作だと思います。おすすめできる作品。